― 物語 ―
あてのない旅を続ける一とテツ。
二人の目の前に現れたのは、一人の女。
名は「千歳」
何者かに追われる千歳は、
自分を守ってほしいと二人に頼む。
まもるもの
まもられるもの
まもりたいもの
たたかうもの
月虹の眸。
その目に映るのは、
光か
闇か
げっ‐こう【月虹】 夜間に月の光によって生じる虹。一定の条件下でしか現れない神秘的な現象。
ひとみ【眸】 目を見開いてよく見る。まぶたを押しのけて、然と見る目の意味。